チョークマーク

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着用によるスレや毛羽立ちとは違い、全体的に白けたり爪なんかで線がついたりするものにチョークマークというのがあります。

もともとの原因は練りや染めの段階での難だと言われていますが、ぼくも詳しいことは分かりません(笑)。ただぼくがはっきり言えることはズバリなかなかきれいに直りにくいこと!です。

一般的に直す加工として「柔軟加工」がありますが、反物で機械により圧や叩きを入れる加工と、仕立て上がりのままできる柔軟液を吹き付ける加工と2種類あります。実際反物にするのは費用的にも現実的ではないので柔軟液を全体に吹き付ける加工に出すことが多いのですが、これがきれいならんこともちょいちょいあるのです。(ぼくの経験ではちょいちょいどころか半分以上かなぁ)さらに柔軟液でコーティングするため新たなシミやムラを呼ぶことも少なくないですし。

色々賛否があるかもしれませんが、現実的なお直しとしては結局手作業で蒸気を丁寧に当てて生地を立たせて丁寧にブラシをかけてそのあと場合によっては部分的に薬品を使っていくのがベターじゃないのって思います。


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