汗抜き

明日で12月、もう年末、新年とバタバタな雰囲気の師走ですが、最近夏の間に着ていた単衣の汗抜きの加工をよくいただきます。

着物についた汗をとるというのは、当方の加工だと洗い張りや全体の水洗い(振袖や黒留は不可)が良いのですが、お手軽な加工として部分的な水洗いでの汗抜きをお勧めしています。
これは全体を水に浸けたりするのではなく、衿や袖口、胸、背中など汗ジミになりやすい箇所だけを部分的に水で洗うというものです。

これをしたからといって(もちろん洗い張りや全体の水洗いもそうですが)のちに汗ジミや黄変が絶対にでないとは言えませんが、しまう時の気分や次着る時の気分は全然違うと思います。

まぁうちに来ていただいてるお客さんの中には、洗える着物(化繊)や浴衣だけでなく麻や木綿の着物や絹の襦袢も自分で水洗いするって方もちょくちょくいらして、中には正絹の単衣も自分で洗濯機で洗ったったって猛者もいらっしゃいます。(絶対オススメしません!笑)

ただし何度も言いますが、丸洗いでは汗はほぼほぼとれませんですよー。